…って、
猫の歯磨きおやつメーカーさんに対して
若干失礼なタイトルですが笑
「おやつを食べてデンタルケア♪」
…って、ちょっと怪しくないですか?笑
少なくとも私は怪しんでました…
我が家では猫のおやつに
「歯磨きおやつ」をあげることがあります。
でも正直…
歯磨きおやつの何がどう猫の歯に効くのかよくわからない!
って人は多いんじゃないかと思うんですよね。
それに実を言うと私も、
おやつって歯に悪いイメージあるし本当に効くのか疑わしい…
てかそもそも猫って歯磨きの必要あるの?
って、ずーっと思ってました。
…あ、でも今ではちゃんと
- なぜ猫に歯磨きが必要なのか?
- 歯磨きおやつは効果があるのか?
を理解したうえで
猫たちに歯磨きおやつをあげています。
フィルとショコラに変なものあげるわけにいかないからね♪
当然でち!
というわけで今回は
猫の歯磨きおやつ
について調べたことをシェアします!
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そもそも猫に歯磨きって必要?
まずそもそも論なのですが
猫って歯磨きする必要あるの?
ってところです。
結論から言えば
歯磨きをする必要はあります。
なんでかというと、
ズバリ!歯周病予防のためです。
へー、虫歯とかじゃないんだ
猫はほとんど虫歯にはならないらしいよ
猫に限らず人間もですが…
猫がゴハンを食べると
歯垢(しこう)が歯にくっつきます。
歯垢とは一言で言うと
ネバネバした細菌のカタマリです。
細菌と聞くとイヤ〜な感じですが、
これ自体は拭けばすぐ取れるもので
さほど怖くはありません。
怖いのは歯垢を放置したとき。
歯垢は数日間放置すると、
歯石(しせき)というものに変化します。
歯石とは硬くなった歯垢のことで、
文字通り石のようにカッチカチ。
こうなると簡単には取れないので、
歯石できた?じゃあ拭おっか
ってわけにはいかなくなってきます。
…ちなみに歯石は人間にもできます。
で、人間の場合、
歯石のできた場所次第では
麻酔をかけないと除去できないこともあるほど
とってもガンコなシロモノです。
となると猫様の場合はどうなるのか?
当然、全身麻酔です。
えっ…うちの子にそんな負担かけたくないよ…
歯石って絶対とらなきゃダメなの?
って思うじゃないですか。
これ、取らなきゃダメなんです。
歯石の表面はデコボコしているので、
放置すると歯垢が溜まりやすくなります。
そして当然、溜まった歯垢を放置していると
歯石がジャンジャンできてしまいます。
すると…どうなるか。
歯石が歯茎に入り込んで炎症を起こし、
歯肉炎をはじめとした
歯周病になりやすくなってしまうのです…。
こうなると猫自身も痛いわツラいわ、
最悪歯が抜けてしまうことさえあります。
常に口の中が痛くてたまらない。
毎日食べていたゴハンも
大好きなおやつも食べられない。
そんなのあまりに可哀想ですよね…。
…というわけで!
歯石になったら動物病院へ。
そして歯石を作らないために
普段からきちんと歯磨きしてあげる
ということが重要です!
…って散々脅しちゃったけど、猫は本来歯のトラブルは少なめらしいよ!
猫の歯はとんがってるからそもそも歯垢がつきにくいし、猫の主なゴハンであるカリカリも歯垢の原因になりにくいんだとか…
とはいえ「歯垢ができない」ってわけじゃないから、しっかり対策してあげたいね
猫の歯磨きのキホン
では次は
猫ってどうやって歯磨きすればいいの?
ってところですが、
実は猫も歯ブラシを使って歯磨きをします。
「うっそだ〜!!」
…って思うかもですがこれ本当のことです
例えばこんな商品が売ってるんですけどね。
ぱっと見は
人間用の歯ブラシをちっちゃくしたやつ!
…って感じじゃないですか?
使い方も人間用とほぼ同じで、
猫の歯にブラシを当てて
歯茎を傷つけないよう汚れを落としていきます。
…とはいえ。
ただでさえ自由奔放な猫様たち。
おとなしく歯を磨かせてくれるどころか
歯を触られるのも嫌がる子がほとんどです。
なのでいきなりこれは使わず、
最初はこういうものから
徐々に慣らしていくのがセオリーです。
シートタイプのデンタルケアグッズです。
ウェットティッシュみたいな感じですね。
シートを指にぐるっと巻いて
猫の歯をふきふきするイメージです。
猫様的には歯を触られるのは嫌なので
もちろん抵抗はされますが…
いきなり歯ブラシを突っ込まれるよりはマシなはず。
実際我が家で使ってみたときは
歯ブラシタイプよりは抵抗されませんでした。
その代わり細かいところまでは磨けないけど…やらないよりマシかな
ぼくはけっこーすきだったよ!いっしょにおねんねするの!
おねんね?
…いやそういう使い方じゃないから!
あとは、我が家では使ったことがありませんが
こういうのもあるみたいです。
指サック式のデンタルケアグッズですね。
先っちょに小さなブラシがついています。
サイズ感としてはシートタイプより
ちょっと大きめではありますが、
細かいところまで磨けそうでいい感じ!
奥歯の裏とかはさすがに「オエッ」ってなっちゃいそうだけど、他はキレイに磨けそうだね
あとはこれ!
ジェル・液体タイプのデンタルケアグッズです。
ジェルタイプの方は猫の歯に直接ぬりぬり。
液体タイプのものは水に混ぜて使うみたいです。
え?全然磨いてないじゃん!
これがどうして歯磨きになるの?
…って、思いますよね笑
どうやら歯垢を落とすというよりは
口内環境を整えて歯垢をつきにくくする
というものみたいです。
商品によるけど、基本は口の中のPHを酸性に傾けるものが多いみたいだね!そうすることで歯石が付きにくい状態に整えることができるらしいよ
なるほどわからん!
…と、いうことで!
こういうもので慣れてもらいつつ
最終的には歯ブラシタイプで磨けるようになる。
これが、猫の歯磨きのキホンです。
ただ…
ここまで手順を踏んで慣らしても
やっぱり嫌がる子って多いんですよね。
本当に仔猫の頃から慣らしていけば
歯磨きもできるようになるらしいのですが
大人になってからだと難しいみたいです。
うちは仔猫の頃から始めたけどダメだったね
その子の性格にもよるんだろうね
でも歯磨きしないわけにもいかないので、
そういう子でも手軽にデンタルケアできる
便利なアイテムがあるんです。
それが、「歯磨きおやつ」というわけです!
あとは「歯磨きおもちゃ」とかもあるけどね
カミカミすれば歯垢が取れるやつね!
ただうちの子はあまり使ってくれなくて…大した話もできないから今回はスルーするよ!
歯磨きおやつの効果
さて、やっと本題です!笑
「歯磨きおやつ」って効果あるの?
というところですね。
結論から言うと、歯磨きおやつは効果ありです!
根拠としてはポーランドで行われた研究。
Buckleyという人が動物病院の協力を仰いで
猫のデンタルケアについて調査したらしいんです。
(ソースはこちら)
で、その結果、
毎日歯磨きおやつを食べていた猫は
毎日歯磨きをしている猫と同等の効果を得られていた
という研究結果が出たのだとか!
えっ本当に!?これ凄いね!
まあこの研究では協力してくれた人たちがどの程度きちんと歯磨きできていたかわからなかったらしいし、必ずしもそうとは言い切れないけど…
ふーん…
まあでも猫の歯磨きってきちんとやるの難しいし、意外とそんなもんなのかもね
ちなみに猫用おやつが
どうして歯にいいのかというところですが…。
要は、
「硬いものをしっかり噛むことで、
歯についた歯垢をそぎ落とすことができる」
ということみたいです。
この辺もきっちり研究されているみたいで…
例えばGorrelやlnghamという人の研究。
硬くて大きくてしっかり噛めるおやつを使うことで
歯垢や歯石の量が変わるか調べてみたんだとか。
で、研究結果としてはどちらも
「歯磨きおやつ」をあげていたほうが
歯石・歯垢がたまりにくかったとのこと。
なので歯磨きおやつは効果があるので
安心してあげて良さそう!
…と、言うことができそうです!
あ、でも「歯垢や歯石ができない!」ってわけじゃないから注意してね
普段からきちんとケアしていたとしても動物病院で定期的に見てもらうのを忘れないようにしないとだね
ちなみに我が家で使っているのはこのふたつ!
どちらもすごく食いつきがいいので
毎日のスキンシップにもオススメです♪
まとめ
最後にまとめです!
猫用おやつ、全然怪しくなかったわ
あげすぎはもちろん禁物だけど、ほどよく使ってデンタルケアしてあげたいね
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